2012年3月13日火曜日

静脈内注射ビタメジンの成分

静脈内注射ビタメジンの成分







一般名 チアミンモノホスフェイトジスルフィド・B6・B12配合剤静注用 規格 1瓶



薬効 3179

代謝性医薬品

ビタミン剤

混合ビタミン剤(A・D混合製剤を除く)

その他の混合ビタミン剤(A・D混合製剤を除く) 薬価 140.00



区分 製造メーカー 第一三共



販売メーカー 第一三共









組成/成分 1バイアル中

ビオチニン(リン酸チアミンジスルフィド):107.13mg(チアミン塩化物塩酸塩として100mg)

ピリドキシン塩酸塩:100mg

シアノコバラミン:1mg











用法/用量 1日1バイアルを日本薬局方ブドウ糖注射液又は生理食塩液若しくは注射用水20mLに溶解し、静脈内あるいは点滴静脈内注射する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

静脈内に注射する場合には3分以上時間をかけて極めて緩徐に投与する。









効能/効果 1.本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)。

2.次記疾患のうち、本剤に含まれるビタミン類欠乏又はビタミン類代謝障害が関与すると推定される場合:神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺。

註:効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。









副作用 本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

1.重大な副作用

ショック(頻度不明):ショック症状(初期症状:血圧低下、胸内苦悶、呼吸困難等)が現れることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。

2.その他の副作用(頻度不明)

1).過敏症:発疹、そう痒感[投与を中止する]。

2).消化器:悪心・嘔吐。

3).その他:熱感、悪寒、発熱、肛門部そう痒感・その他にそう痒感、ピリピリ感[これらの症状の防止には、溶解液の液量を増やし、注射速度を緩徐にする(点滴静注が最も良い)]。









使用上の注意 (禁忌)

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。



(相互作用)

併用注意:パーキンソン病治療薬(レボドパ)[レボドパの作用を減弱させる恐れがある(本剤に含まれるピリドキシン塩酸塩は、レボドパの脱炭酸酵素の補酵素であり、併用によりレボドパの末梢での脱炭酸化を促進し、レボドパの脳内作用部位への到達量を減弱させると考えられる)]。



(適用上の注意)

1.投与速度:静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くする。

2.調製後:溶解後はすみやかに使用する。

3.投与時:ビタミンの光分解を防ぐため、遮光に留意する。

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