抗酸化溶液について
敏感肌で石けんで洗濯等をしていますが、
色々調べていて抗酸化溶液入りの洗濯石けん
があることをしりましたが謳い文句などが少し
うさんくさいです...
抗酸化溶液入りの洗濯石けんにすると
他の洗濯石けんよりもの凄く少ない量で洗濯が
できるそうです
建築資材に使うとシックハウスに効能があったり
鉄材が錆ないそうですが本当でしょうか?
そんな物質が存在するのでしょうか?
もしあるとしたら安全な物ですか?
何でも構いませんので情報を教えてください<(_ _)>
お役に立たないかもしれませんが、補足のページから少し調べてみましたので参考までにどうぞ。
まず「抗酸化物質」について説明します。
抗酸化物質とはいわゆる酸化防止剤のことで「自分が酸化されることで他のもの(細胞や酵素)の酸化を防ぐ物質」のことであり、酸化されることによってエネルギーの低い安定した物質になるので不可逆の反応です。
つまり一度酸化されたら二度も三度も抗酸化剤としては働いてくれません。
食品添加物として代表的なものはビタミンCですね。
また、鉄材の防錆加工として有名なものにトタンとブリキがあります。
トタンは鉄よりも酸化されやすい亜鉛を表面にコーティングすることで亜鉛を先に酸化させ、その結果として鉄を錆びにくくしています。
反対にブリキは鉄よりも酸化されにくいスズを表面にコーティングすることで鉄を空気と触れさせないようにし、結果として鉄が錆びないようにしています。
さて、件の抗酸化溶液についてですが、参考ページを拝見させていただきましたがよくわかりませんでした。
なにせ当事者でさえ、
>「抗酸化溶液に含まれる原因物質は、現代の科学では検出不能
と言っているので私たちにわかるはずもありません。しかし、
>抗酸化溶液とは(中略)物を腐らせない液体を偶然発見し、(中略)発酵型微生物を培養して作る特殊酵素(液体)
と書いていることからどうやら微生物入りの溶液のようです。
つまり特殊酵素(おそらく複数)が抗酸化の役割を果たしていると思われます。
この溶液が長期間使えるということは、抗酸化物質(還元剤)を還元する物質を常に作っているか、抗酸化物質自体を常に作っていることになり、結局は彼らのいう「発酵型微生物」が生きて生命活動を続けていなければなりません。(追記:どうやらこの酵素は触媒作用を持っているようです。では抗酸化物質はどこにあるのでしょう??)
とすると、建築資材のような貧栄養条件(と思われるよう)なところでしっかり育ってくれるとは思えません。
つらつらと並べ立ててきましたが、こんなにしっかりと作用している物質が「現在の科学で検出不能」なはずがありません。
微生物に関しても(複数の可能性がありますが)難培養性でない限りは簡単に同定できるはずですし、難培養性微生物だったらその培地の組成を発表したら微生物学の発展に大きく貢献できます(うまくいけばノーベル賞がもらえるくらい)
難培養性微生物(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%B9%E9%A4%8A#.E9.9B.A3.E5.9F.B9....)
仮にも大学教授がタンパク質(酵素)の構造がわからない(調べることもしていない)なんてことはありえないし、名誉と特許のチャンスを逃すとは思えないので、とても胡散臭いと気がします。
実際に洗剤や基礎化粧品として売られていますが、成分のわからないものを売ることが出来るなんてすごいなぁ…とは思います。
最後に、実は冒頭から信用ならない部分があります。
>(前略)ワインに含まれるポリフェノールがあります。何故、酸化しないはずのワインに酸化防止剤が入っているのでしょうか?また、同様に抗酸化効果・抗菌力があるということで、お茶のカテキンも注目を浴びています。何故、抗菌力のあるお茶の栽培に農薬が必要なのでしょうか?皆さんは疑問に思われませんか?
まず、カテキンはポリフェノールの一種であるということは置いておいたとしても、
ポリフェノールがブドウの皮に含まれる成分であることを知らなかったり、お茶を栽培する上で微生物だけではなく昆虫も駆除しなければいけないことを知らなかったりと、もし大学教授監修の元で行われているのならばその大学教授は即刻クビにすべきだと思います。
教えて!gooのほうにも同じような質問がありましたので貼っておきます。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2757339.html
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