2012年3月13日火曜日

うなぎの肝吸いって、肝を食べると有害物質を摂取することになりませんか?

うなぎの肝吸いって、肝を食べると有害物質を摂取することになりませんか?

食品添加物や残留農薬などにうるさい人間です。

風邪をひき、喉の粘膜を保護するため、最近うなぎをよく食べます。ただ、肝吸いの肝だけは気持ち悪くて食べられません。肝臓は解毒器官ですから、水質汚染からくる有害物質や抗生物質が多量に含まれていませんか?食べると、どのくらい悪影響があるのでしょうか?



いったい、効能と毒素、どちらの影響が大きいのでしょうか?







効能の方が大きいです。

毒素はそれしきでは身体に作用する事はありません。



まず、喉の粘膜を...と言うことでうなぎをよく食べられるようですが

特定の食品、特にウナギのようなややハイカロリーなものの食頻度を高めるのは

果たしてどうなのかという疑問があります。



食生活はバランスで、特定の食品の食頻度を上げるべきではないです。



肝に関してですが、確かに解毒器官ですので

お気になされるのはわかりますが



添加物、農薬、肝臓の含まれる有害物質

どれをとっても摂取量を全く把握されて無いように思います。



添加物、残留農薬は1日摂取許容量の1%未満で

一生涯食べ続けても、身体に作用する量に達するのは至難の業です。



体内に蓄積...それも否定しませんが

量があまりに微量過ぎて、身体に作用するほど蓄積する頃より



もっともっと前に別の要因で病気になります。



日本人の場合は、塩です。

よく塩分は控えないと...とありますが、これも量に関しては漠然としてます。

具体的にどうなのかわかってないと思います。



塩にも当然、有害物質があり発がん性(主に胃がん)があります。

また高血圧の主原因でもあり、それが起因で様々な病気を誘発します。



食べ物そのものにも有害物質は当然あるのですが

それは今回は話がもっと長くなるのでやめときます。



塩のADI(1日許容摂取量)は約6g/日です。

日本人の食文化は塩が多く、一般的に1日に10~15g程度摂取してます。



実に許容量の200%以上です。

添加物や農薬の2000倍以上のリスクです。



どちらにも同様の発がん性のリスクがあるのに

私達は極々微量の添加物や残留農薬、抗生物質

いわゆるニュース性の高い物ばかりに関心がいくのです。



うなぎの肝の毒、抗生物質も当然、極々微量で

これを無毒とは言いませんが、微量過ぎて話になりません。



一方、うなぎの蒲焼の塩分は100gあたり1.3gと



添加物、農薬、抗生物質を気になされているようですが

別の角度から見るとおかしな考えとも言えます。



何故ならうなぎの蒲焼を食べることによって

それらの1000倍以上の毒物(塩)を摂取してることになります。



本当にリスクの高い物には全く無知で

実際はきわめてリスクの低い化学物質の毒性ばかり覚え

(ただし、摂取量の知識はない)



私達はマスコミによっていいように情報操作されてるとも言えます。



もう一つうなぎの肝の話を付け加えますと

うなぎの肝はビタミンAが豊富です。



ビタミン豊富と喜ぶのは一般的ですが

AはCと違い、脂溶性なので過剰摂取するとそれこそ体内に残ります。

※おしっこで体外へは排出されません



細かい話は省略しますが、ビタミンAの過剰摂取はビタミンA過剰症になります。

ビタミンA過剰症...結構、恐ろしい病気ですよ



一度に大量摂取すれば急性中毒になりますし

毎日、必要以上に摂取していれば慢性中毒になります。



ビタミンAも過剰摂取はただの毒です。



塩もそうですよね。



人は生きていくためには塩分が必要でその量は1日2g程度。

が、過剰摂取のよる人体への影響は明らかです。

塩も必要栄養素ですが、過剰摂取はただの毒です。



だから食事はバランスなのです。



最後に私達の認識(添加物、農薬が身体に悪い)と

専門家の認識とのギャップを示したグラフを貼っておきます。

http://www.sankyo-agro.com/recruit/qa302.html



添加物、農薬、抗生物質は安心出来ませんが

私達が思ってるほど危険なものではありません。



一方、私達の日々の食生活は安心してるのですが

実はこちらがリスキーなのです。



【追記】

5訂分析表(うなぎ・きも-生)では

100g辺りのレチノール(ビタミンA)が4400IU※IU=国際単位です。

※うなぎの数値ではありません、肝の100gあたりの量です



【ビタミンA過剰症】

ビタミンAの1日所要量は成人で1800~2000国際単位ですが

大量に摂取した場合の急性中毒としては、悪心(おしん)、嘔吐や頭痛といった

脳圧亢進(のうあつこうしん)症状のほかに

皮膚の剥離(はくり)や顔面の紅潮が生じます。



慢性中毒としては、体重の減少、食欲不振、四肢の疼痛性腫脹(しゅちょう)

頭蓋骨の変形、微熱、脱毛、甲状腺機能低下(こうじょうせんきのうていか)や

肝障害などさまざまな症状がみられます。



また、ビタミンAの副作用として催奇形性(さいきけいせい)が知られており

妊娠初期(1~3カ月)や妊娠を希望する女性は注意する必要があります。



とくにビタミンAによる奇形の発症率は

1日あたりの摂取量が5000国際単位以上で1・3%

1万5000国際単位以上で3・0%という報告があるので

妊婦の1日のビタミンA摂取量は、多くとも5000国際単位以内にとどめることが望まれます。

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