エキストラバージンオイルは普通のオリーブオイルとどう違うんですか?
体にもいいのですか?
バージンオイルとは、搾った油を化学処理しないで、自然そのままを製品にしたオイルのことを言います。エキストラバージンオイルは、バージンオイルの中でも特に選別されたオイルのことです。専門家が味や香りを検査し、果実の酸化が進まないように、ストレスを与えないように収穫し、収穫から搾油までの時間を短くします。そして酸度が1%以下のものをエキストラバージンオイルと呼ぶのです。
オイルにもさまざまなものがあり、私たちに最も身近なオイルはオリーブオイルでしょう。100%純粋なオリーブオイルでしたら、厳選された質の良いオリーブの実から採れる一番搾りオイルだけを「バージンオリーブオイル」と言います。酸度は1%以下です。
さらにそのバージンオリーブオイルから、特に酸度が低く風味高いオイルが「エキストラバージンオリーブオイル」となり、最高級とされています。エキストラバージンオイルは風味豊かで、栄養素がそのまま活きています。風味が豊かなので調理しない生食にも合います。サラダやカルパッチョ、焼きたてのパンにつけて食べてもおいしいです。もちろん調理にも使えますので、隠し味としてパスタやスープにもとてもよく合います。
エキストラバージンオイルに含まれる主な成分はオレイン酸70~75%です。リノール酸10%、残り15~20%はビタミンA・ビタミンB・ビタミンE・ポリフェノール・リノレン酸・トコフェロール・カロチン・スクワレン・葉緑素が含まれています。
主成分であるオレイン酸は血中コレステロールの数値を低下させる働きがあります。善玉コレステロールは増やし、悪玉コレステロールを減少させます。また心臓病の予防をする効果もあります。次に多く含まれているリノール酸は血中コレステロールを下げ血圧も下げる働きがあります。また動脈硬化の予防効果もあります。
・ビタミンAはがん予防や老化防止効果があります。
・ビタミンBは疲労回復や脂肪の代謝を行います。
・ビタミンEは抗酸化作用があります。
・ポリフェノールは悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化・心臓病やがんの予防をします。
・トコフェロールは悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化・心臓病やがんの予防をします。
このようにオリーブオイルには様々な効能があります。ポリフェノールやトコフェロールを豊富に含んでいますので、摂取することで活性酸素を消し去る効果がありがん予防に関係していると言われています。オリーブオイルを摂取しても消化器系に優しく、胃酸の過剰分泌を防ぎますので、潰瘍や炎症の予防や治療に効果があります。腸の機能も高めてくれるので、便秘にも効果的です。
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